【関学OG・元河合塾チューターが解説!】関西学院大学に合格するための入試受験勉強のコツ
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こんにちは。元関学OGの峯尾ひろこです。
私は、関西で『関関同立』という名称で知られる、二つ目の”関”にあたる関西学院大学の文学部・文学言語学科の卒業生になります。
2015年卒業生で、現役で関西学院大学を合格しました。
まず、関学ってどんな大学?
一言で言うと、「時計台のキャンパスと芝生のコントラストが美しい、キリスト教の大学」です!
とにかく、キャンパスがヨーロッパ風でまるで海外の大学に居るかと錯覚するくらい、美しい校舎。そして、広々とした中芝(ちゅうしば)と呼んでいる芝生。
学部ごとにキャンパスが3つに分かれていて、
- 西宮上ヶ原キャンパス
神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
人間福祉学部
国際学部
- 西宮聖和キャンパス
教育学部
- 神戸三田キャンパス
総合政策学部
理工学部
これら3つのキャンパスがあります。
実はそれ以外にも、大阪梅田キャンパスなど他拠点キャンパスがあり、学生の就職活動の拠点として利用したり卒業論文作成のために活用することができます。
関学(関西学院大学)の受験の特徴って?
この記事をご覧になられているあなたは、きっと関西学院大学に入学を検討していて、どのように受験勉強をしていけば良いのか、関学の入試傾向はどうなっているのか、疑問な点も多いのではないでしょうか。
関学の入試は関大などと比べると、入試に特徴があり、入試傾向も毎年比較的同じなので、関西学院大学に合わせた受験対策というのが合格には必須になってきます。
私も、河合塾という予備校で一日12時間ほど自習室に籠って勉強していました。
ここからは、各受験教科ごとに解説していきたいと思います。
また、予め断りを入れておくと、私は文学部ということで文系出身なので、文系科目のみの解説になってしまうことお許しください。
関学の入試科目には何があるの?
もちろん学部によるのですが、文系の学部は大枠としては下記の通りです。
【国語】国語総合・現代文B・古典B(漢文を除く)
【英語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II
【地歴】世B・日B・地理Bから選択
※こちらのブログでは、運営主が日本史選択だったため日本史のみの解説となりますことお許しください。
関学の入試の特徴は、現代文が少し難しいのと、英語の難易度が高いことです。
日本史は立命館に比べるとそんなに難しくないですが、関大に比べると難しいです。
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関西学院大学の各入試科目の受験対策と傾向
ここからは、各入試科目のそれぞれの受験対策と傾向について書いていきたいと思います。
国語
国語総合
これが関学の国語の特徴と言えるのではないでしょうか。国語総合。
昔は現代文の前に国語総合の出題が用意されていたのですが、今は現代文の文章からの出題になっていますね。
必要なのは、漢字力。結構ここ勉強していないと、もったいないです。以外と点数引かれます。しっかり対策していきましょう。
おすすめの参考書はやっぱり、河合塾シリーズのこちらの参考書。
予備校として歴史も長く、優秀な講師が多数在籍している河合塾が入試傾向を研究して出版している参考書なので、間違いないです。
関学受験生であれば、少なくとも3周はしておきたい一冊です。
現代文
結構難しいのが現代文。
現代文の勉強方法って、ひたすら過去問を解くことくらいしか正直対策のしようがないんですよね。
なので、まず関学受験対策としてすべきことは、関学の過去問をひたすら解くこと。そうすると現代文の傾向がなんとなく分かってきます。
それ以外にできることとしては、ご自身の知識や常識力を付けること。
世の中のニュースや小説などから様々な角度から物事を見るように訓練すると良いです。
私が高校時代通っていた河合塾の現代文の先生は、90分ある授業のうち、60分がほとんど雑談。それもめちゃめちゃ喋りが上手くて知的好奇心をくすぐられる話。
残り30分で事前宿題の答え合わせと解説でした。
それくらい、知識量が現代文には効いてくるのです。
ちなみに私は、先生の授業が面白すぎて、毎回一番前の席に座ってひたすら爆笑していましたw
知識量と語彙力がものすごく、授業の話し方も上手い、素晴らしい先生です。(ちなみにイケメン)
Google先生で検索したら、宗先生のブログを見つけたのでぜひ見てみてください。っていうか宗先生ブログやってたんだー(驚)
古典
難易度は一般的。学校の授業をちゃんと聞いて、過去問を沢山解いていればある程度の点数は取れます。
あと、古文単語をどれだけ暗記するかも重要です。
楽しくゴロで覚えると覚えやすいので、私は古文単語の定番『ゴロゴ』を何周もしていました。
また、古文単語はゴロゴとマドンナの二極化が多いのですが、私の場合は単語は楽しく覚えないと覚えられなかったので単語帳はゴロゴを活用して、古文知識はマドンナを活用していました。
英語
関学はとにかく、英語の難易度が高い。やっぱり英語に強い大学なだけに、難しいです。
特に、国際学部を受験する場合は、8割以上の合格点でないとなかなか厳しい。
絶対に必要不可欠なのは、英単語力。これは絶対です。
英単語帳をとにかく何周もしてください。単語帳がボロボロになるまで、とにかく何度も何度もインプットすること。
英単語を覚えるコツは、英単語帳を何周かしたら、今度は覚えていなかった単語ごとに付箋を貼ります。
そしてまたもう一周した際に覚えていたら付箋を外していく。
便利なのはこちらの付箋。細いから単語ごとに貼ることができる。100均で普通に売っています。
こうやって、覚えている単語と何周しても覚えられない単語を見つけていくんです。それを何度も繰り返す。
英単語帳はとにかくこれを勧めたい。私はこの単語帳がボロッボロになるまで何十周もしました。
見やすくて、語法も載っていて、これを完璧にしたら関学の英語受験の英単語は大丈夫です。
正直、関学の英語の大問1なんて、ほとんど英単語問題ですからね。
あとは、英熟語も大問2と4で頻出するので、英熟語もしっかり対策が必要です。
また、これは関学の英語問題の特徴なのですが、英会話の対策が必要です。大問6で出題されます。
これは、私が河合塾時代にかなーり分かりやすい授業をしていた島田浩史先生が出版した本があるので、関関同立でも関学を受験する人には必須です。
島田先生は、関関同立の中でも関大と関学入試に強い先生で、ずっと関大関学の入試問題を研究してこられた先生ですので、変な会話問題の参考書を購入するより間違いない一冊です。
あとは、過去問を解くこと。また、学校の授業もちゃんと聞くこと。基本はちゃんと学校で抑えておくこと。これが重要です。
日本史
私の大の苦手、日本史。
関学の日本史で一番やっかいなのが、
大問1の、ともに正しい、1つは正しく1つは誤り、ともに誤りという正誤問題。
正しく日本史を理解しているかが問われる問題です。
それ以外の大問も同様で、日本史を正しく詳細に理解して覚えているかを問われる傾向なので、何度も何度も日本史を復習し理解することが大切です。
ただ暗記しているだけだと点数を取れないのが関学の日本史です。
日本史をある程度学校の授業で理解している人は良いのですが、日本史のワードはいくつか覚えているけれども日本史の詳細や流れ・背景を深く理解していないという方には、『実況中継』という話し言葉で書かれた参考書が分かりやすくておすすめです。
1〜4巻セットで原始〜近現代までが網羅できるようになっています。
ちなみに、文化史は学校の参考書を使用していました。
さいごに
関学の入試対策は色々あるのですが、一番忘れてはいけないのが、過去問対策。これは必須でやりましょう。
赤本はどこの本屋さんでも売っているので、できれば全日程と独自方式日程両方を購入すると良いでしょう。
予備校に通っている人は予備校で借りることができる場合が多いので、一度確認してみてください。
こちらのサイトでは、無料で過去問が見れます。
受験生の皆さんの栄えある合格を、関学OGとして心より願っています。
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